古伊万里(こいまり)の美を代表する一枚、蛸唐草の皿と越前十割そば

このお皿の模様は、蛸唐草(たこからくさ)と呼ばれ、江戸時代に作られた「古伊万里(こいまり)」の中でも、代表的と言えるほど人気の高い模様です。
蛸と呼ばれるのは、この模様が、吸盤のついた蛸の脚に似ているから。ちょっとユーモラスな名前ですよね。江戸時代後期か、あるいは明治期に作られたお皿だと思われますが、当時の職人さんが、一枚、一枚、手描きしたものです。
蛸唐草のお皿の中、三箇所に赤い紋様が描かれているのは、極めて珍しいデザインです。骨董屋さんでも、目にしたことのある方は、とても少ないようです。昔は、たくさん作られたのかもしれませんが、江戸時代から現代までの間に、多くの天災や戦争などがあったため、ほとんどのお皿が、それによって失われたということも考えられます。
江戸時代末のものだとしたら、作られてから150年を超える時間を生きてきたお皿ということになります。壊れやすい磁器の食器が、それほどの時間を超えて、私たちの前に残っていてくれるのは、本当に嬉しいことです。誰かに愛され、大切に使われて、代々、受け継がれてきたから、今、ここにあるのでしょう。
大切なお客様に、あなたが手打ちした越前そばを、こんな器に盛って差し上げたら、どんなに喜ばれることでしょう。心を込めて打ったそばの美味しさが、器の美とシンクロして、お客様は時間が経っても「あの、一枚のそばは、素晴らしかった」と、ずっと思い出されることでしょう。あなたの笑顔も、きっと一緒に思い出してくださいます。
人と人の繋がりを、さらに強めて、その輝きも増してくれる、アートなそばと、お皿の組み合わせです。
あなたも、大切な方に差し上げるための、とっておきの、一枚のお皿を、探してみてください。
『越前そばビエンナーレ』では、お店ごとに、たくさんの古伊万里の器を用意してあります。そばを打つ「アトリエ」には、もっと貴重な器も揃えてあり、実際に手にとって、使っていただくこともできます。実物、本物を手にとってみると、感動の深さが違います。それを参考にして、あなたのアートなそばを作ってください。
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