大雨の被害に遭われた、福井のそば生産者の皆様に、お見舞いを申し上げます。世界のここにしかない福井在来という宝物を守り、育てていらっしゃる皆様のお仕事に、心からの敬意を表します。この『越前そばビエンナーレ』が、少しでも、皆様の応援になればと、頑張って開催します。そば好きの皆様にも、どうぞ、ご支援をお願いいたします。

【アートなそばと器の楽しみ方】
⬇︎「アートなそばって何?」と思った方、下のアイコンをクリックして「アートなそばと器の楽しみ方」をお読みください。「へえ ! そばと器には、そんなに深い世界があったの!?」と驚かれることでしょう。
『越前そばビエンナーレ』で、皆さんが出会っていただけるアートな器とそばについて、一つひとつ、解説していきます。お楽しみください。(只今、順次、制作を進めています)


Soba as Art / Toranosuke Katayama
美味しさは、芸術です
日本蕎麦保存会主催 片山虎之介
「心を込める」という優しい言葉が、日本にはあります。
そばを打つときに、私はこの言葉を、胸の内でつぶやきます。
心を込めて打つと、指先から、手のひらから、見えない何かがそばに注ぎ込まれる気がするのです。
そばは昔、自分で食べるために打つものではなく、大切な方をおもてなしするためのご馳走でした。
心を込めてそばを打つと、そばはどんどん美味しくなります。
この場合の「そばを打つ」という言葉の意味は、単に包丁で切ることだけを指すのではありません。
材料である玄そばの選び方とか、石臼を回して製粉するそば粉の作り方、そばつゆの味、そして、そばを差し上げる際の器や盛り付けなど、大切な方に喜んでいただくための、全ての心遣いを意味するものとお考えください。
こうした、「そば打ち」の前後にある、小さなことのように思える事柄の一つ一つが、実は、そばの美味しさを決定付ける、重要な鍵になるのです。
こんなふうにして打ったそばは、作った人の思いや人柄が、しっかり表現された「作品」になると私は思います。
絵画は、視覚で鑑賞する芸術です。
音楽は、聴覚で鑑賞する芸術です。
そして、そばは、味覚で鑑賞する芸術であり、
作る人にとっては、
心の内を表現した「作品」だと思うのです。
そんな、美味であり、見た目にも感動させられる、アートなそばの数々に出会っていただけるチャンスを、ここにご用意します。
『越前そばビエンナーレ』
越前 (福井) の地で、2年に一度開催する、そばが主役の芸術祭が始まります。
そばを芸術として捉える芸術祭、ビエンナーレは、世界初の画期的な取り組みです。
あなたが、これまでご存知なかった、そばの宇宙の広がりを、どうぞ体験なさってください。
⬇︎越前十割そばの美味と、八寸皿の美が競い合う、アートなそば。この皿には、古伊万里全盛期の技術と感性が、惜しみなく注がれています。

《 越前そばビエンナーレとは 》
● 日本蕎麦保存会を主催する片山虎之介がプロデュースして、そばを主役にした芸術祭『越前そばビエンナーレ』を、2027年3月に開催します。福井では3月13日から22日まで。それに先立ち3月3日には東京会場で『福井の蟹そばがやってくる!』を開催します。
● 2年に一度開催する「そばの芸術祭」という、画期的な試みに挑戦します。このイベントを、どうぞ私たちと一緒に作ってください。
『越前そばビエンナーレ2027』の開催日と場所
|福井 2027年3月13〜22日に開催
会場 = 福井県内の参加そば店、それぞれの店が会場となります。
【 森六 】 福井県越前市粟田部町26-20
【 越前そばと珈琲 HAMA庵 】 福井県越前市村国2-5-52
【 武生製麺 越前そばの里 】 福井県越前市真柄町7-37
【 越前めん処 江戸屋 】 福井県越前市高瀬2-6-15
【 そば処 庄境屋 】 福井県越前市京町1-1-20
【 麺房 いせや 】 福井県越前市桂町6-22
【 越前めん処 いろは本店 】 福井県越前市蓬莱町2-24
(さらに新たな参加店と相談中です)
「アトリエ」の開設場所
【 越前そば道場 】 福井県福井市福町31-1-91
|東京 「福井の蟹そばがやってくる!」 2027年3月3日、東京は一日のみの開催になります。
会場 = Patia(パティア) 東京ベイサイド店 東京都港区海岸2丁目6−30 MSビル 5F
⬇︎クリックするとPatia(パティア) 東京ベイサイド店のHPにリンクします

《 『越前そばビエンナーレ』の楽しみ方 》
片山が東京で行っている海外の方のための教室では、すでに『越前そばビエンナーレ』と、同じ内容の楽しみ方をしていただいています。
海外の方々には、大変、好評で、皆さん、越前そばの美味しさに感動し、器の美しさにも夢中になってくださいます。
福井や東京でご参加くださる日本の方々にも、こんなふうに楽しんでいただきたいと思っています。
『越前そばビエンナーレ』の楽しみ方は、大きく、三つあります。
以下に、三つの楽しみ方の概要を、ご説明します。
⬇︎打ったそばを盛るために、お気に入りのアンティークの器を選んでいるところです。この記事中に掲載している海外の方の写真は、実際に教室にご参加くださった方の中から、「顔出しOK」とご承諾いただいた方の写真のみを使用しています。

【楽しみ方、その1】
『越前そばビエンナーレ』にご参加いただいているおそば屋さんを訪ねて、この期間だけメニューに載せられる「まつりそば」を味わってください。
「まつりそば」とは、ビエンナーレのために、おそば屋さんが、腕によりをかけて作った特別メニューです。
『越前そばビエンナーレ2027』のメインテーマは「越前そばの美味しさ」です。
ここ何年もかけて、参加店のみなさんは、福井在来の美味しさを引き出す技術を磨いてきました。
それぞれのお店の個性が光る、「アートなそば」を、食べ歩いて鑑賞してください。
【楽しみ方、その2】
そばを食べながら、そばが盛られた器の美しさも、楽しんでください。
各参加店で「まつりそば」が盛られる器は、今から百年以上前に、実際に使われていたアンティークの品々です。
そばの器というと、ざるや蒸籠を思い浮かべる方が多いのですが、江戸時代は、古伊万里(こいまり)と呼ばれる、美しい磁器がたくさん使われていました。
古伊万里は、江戸や大阪だけでなく、北前船に積まれて、越前の三国港にも運ばれてきました。
福井で、おろしそばを食べるとき、磁器の「なます皿」を使うことがありますね。あれが古伊万里です。生活の中に、今も息づいている、伝統の器なのです。
そばの美味と、アンティークの器の美、二つの美のハーモニーを鑑賞してください。
⬇︎明治時代の鹿鳴館にあったら似合いそうな、皿と向付。そこに福井在来の十割そばを合わせました。あなたが注文した「まつりそば」は、どんな器に盛られて出てくるでしょうか。 器が作られてから百年以上の時が過ぎて、やっとあなたとの出会いが実現します。

【楽しみ方、その3】
『越前そばビエンナーレ』の期間中、福井市に、そばを打つことができるスペース「アトリエ」をご用意します。
ここで、みなさんご自身に、「アートなそば」を打っていただきたいのです。
「アトリエ」は、片山虎之介が、「アートなそば」の作り方をお教えする教室です。
「私は、そばを打ったことがないから・・・」と、ためらった方、ご心配はいりません。そばを打ったことがない方ほど、片山がお教えする方法で行えば、上手に打てます。
「アトリエ」でしていただくことは、単にそばを作るだけの「料理体験」ではなく、「アートなそば」という芸術作品を生み出す「創作体験」です。
「アートなそば」とは、その美味しさで、人を幸せにしてくれるそばのことです。
そういうそばが打てる人には、幸せが返ってきます。
あなたも「アトリエ」で、「アートなそば」の作り方を身につけて、大切な方に打ってあげてください。
そばは、普通に打っただけでは、普通のそばにしかなりません。
そばそのものに備わっている味や香りを、十分に引き出して打つと、「美味しい」そばになります。
この「美味しさ」の、何を強調して、何を抑えるかを考え、コントロールすると、「美味しさ」に方向性や表情、主張が与えられます。
こうすることで、アートと呼ぶに値する独創性が生まれてくるのです。
どうぞ、片山と一緒にそばを打って、その方法を学んでください。
これは、一度、覚えたら、一生ものの技術です。
ひとにできないことができる人って、素敵です。
「アトリエ」に参加して、そういう人になってください。
あなたが打った「作品」を盛り付けるのも、会場に用意した様々なアンティークの器です。
その中から、お気に召したものを、選んで使っていただきます。
あなたが打ったそばと、百年以上前に作られた器が、出会います。長い時間を超えて実現する、二つの美の出会いをお楽しみください。
⬇︎「アトリエ」には、多種多彩なアンティークが用意されています。打ったそばに、どの器を合わせるかでも、表現の意味は変わってきます。器選びは、あなたのセンスが輝く瞬間です。

⬇︎ 何かを創り出す作業は、とても楽しいもの。片山が2022年に発表したアートなそば「ゴッホの二八そば」です。器は、世界的に著名な陶芸家、山田 和さんがこのそばに惚れ込み、ふさわしい器「赫釉織部蕎麦皿」(かくゆう おりべ そばざら)を作って下さいました。

⬇︎2022年に「ゴッホの二八そば」の器が完成したときの記念写真です。私にとってのアートなそばの原点です。

《 ビエンナーレ参加店の「実力」をご覧ください 》
来年3月に行う『越前そばビエンナーレ2027』のテーマは、「越前おろしそばの究極」です。
それぞれのお店が考えた、おろしそばの究極の味を「まつりそば」として、提供していただきます。
どんな、究極のおろしそばが出てくるのか、期待なさってください。
この下の、蟹そばの写真は、今年の1月に行った「蟹そば大祭」で提供された「まつりそば」です。
ここに参加したお店は、全員、来年3月の『越前そばビエンナーレ2027』にも、参加してくださいます。
来年のビエンナーレが、どれほどハイレベルなお祭りになるのか、この写真を見ると、想像できますね。
ひとまず、参考までに、参加店の実力の程を、ご覧ください。
⬇︎「蟹そば大祭」は、福井県内にとどまらず、東京や大阪など、広い地域のみなさんがご来店くださいました。

●『越前そばビエンナーレ』の楽しみは、これ以外にも、まだまだあります。順次、アップの作業をして、詳細をお知らせしていきますので、少ししたら、またこのサイトをご覧ください。
《 クラウドファンディングからお申し込みください 》
⬇︎『越前そばビエンナーレ』のクラウドファンディングは、10月1日、10時から公開しますので、こちらからお申し込みください。その方が割安になります。
https://readyfor.jp/projects/echizensoba-biennale
クラウドファンディングの期間が終了したら、ページ一番下のメールフォームから、お申し込みください。
⬇︎次ページは、東京で開催するプレイベント『福井の蟹そばがやってくる!』のお知らせです。写真をクリックすると、次ページにリンクします。

⬇︎お問い合わせは、こちらから


片山虎之介の「アトリエ」お申し込みメールフォーム